2009年6月4日(木曜)
今日は診察を休診にさせて頂いて、岐阜で開催されている日本アレルギー学会に行ってきました。金欠のため、前日は夕方の診察終了後に午後8時25分JRさくら夙川駅発の各駅に乗車し、各駅電車と新快速を合計5回乗り継いで岐阜駅に到着したのが午後11時20分で、早くもプチグッタリ状態となりました(笑)。
以前にお話したように、私は“豆腐アレルギーと豆乳アレルギーとの抗原性の差異”に関する発表を行いましたが、その他食物アレルギーとアトピー性皮膚炎のセッションを中心に発表および講演を拝聴しました。
アトピー性皮膚炎の部門では、先日述べたネオーラルに関するお話もありましたが、私は「アトピーとストレス」に関する話に最も深い感銘を受けました。演者の先生は“完璧主義、かくあるべき主義は止めて60点主義をめざす”、“すべてを1人でやろうとしない”とのスタンスがアトピーの改善につながるとお話されましたが、まさしくその通り!と私は深い共感の念を覚えました。アトピーの患者さんのみならず、力を抜いて生きるという事は誰にとっても現実的には難しい問題ですが、最終的にはそういう生き方が人生の至福につながるように思います。私自身もそのようなスタンスの人生を目指して、少し肩の力を抜いていきたいと実感しました。