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2025年11月

2025年11月3日(月)

昆虫食アレルギーについて

2025年11月3日(月曜日)

私自身無知で知らなかったのですが、ハチの幼虫・イナゴ・バッタ・コオロギなど昆虫を食べることは「昆虫食」と称され、日本においても地方の食文化として長く根付いているそうです。Wikipediaを検索すると、2008年のデータでハチの子およびイナゴの缶詰はそれぞれ1トン弱、カイコのサナギは300キロが加工製造されており、また文部科学省が定める「日本食品標準成分表2020年度版」ではイナゴの佃煮とハチの子の缶詰が肉類の中に記載されているとの事でした。さらに、近年にはタガメサイダーがちょっとしたヒット商品となったみたいです。

ところが、去る10月末に日本皮膚科学会西部支部総会が岡山で開催された際に、藤田医科大学ばんたね病院総合アレルギー科の矢上晶子教授にお目にかかった際に教えて頂いた知識なのですが、近年この昆虫食摂取後にしばしばアレルギー症状を発症する場合があるそうです。矢上教授のお話では、特にダニアレルギーまたはエビアレルギーがある方では、一部の昆虫食と交差反応を有して症状を発現する場合があるため、注意が必要との事でした。

まだまだ色々と知らないアレルギー反応が存在しているため、気をつけないといけないですね。

   

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