2013年1月20日(日曜日)
今日は、千葉県で開業されている、うるおい皮ふ科クリニック院長の豊田雅彦先生による「皮膚科領域の漢方薬治療」の御講演を聴きに行ってきました。
私も時々治療に漢方薬を用いていますが、それほど積極的に漢方薬による治療を行っている訳ではありません。漢方薬を余り処方しない医者達が漢方薬を敬遠する最大の理由は、「証」の見極めが難しいという点にあると思います。人間は大きく分けて、「実証」の人と「虚証」の人とに大別されるのですが、その患者さんの「証」に合わない漢方薬を処方してしまうと、余り効かないのみならず、結構副作用が起こってしまうのです。
但し、今日の豊田先生の御講演は、「証」から漢方薬を処方するのではなく、どのような検査値に異常があるかを見てその結果で漢方薬の処方を決めていきましょうとのお話しでした。
これなら簡単!、私にももっと漢方薬を処方していけるような気持ちになりました。
という次第で、私もこれからは漢方薬に関する勉強も積極的に行っていこう!との決意を固めた日曜日でした。