2018年3月11日(日曜日)
3月8日(木曜日)の夜は神戸市立医療センター中央市民病院皮膚科部長である長野 徹先生主催の地域合同カンファレンスに出席し、横浜の あい皮フ科アレルギー科クリニック院長である池澤善郎先生による「皮膚アレルギーについて〜その診断と治療について〜」との御講演を拝聴してきました。
池澤先生は元横浜市大皮膚科の教授で現役の頃は日本の皮膚アレルギー学の第一人者でしたが、教授を定年退職された後にクリニックを開業され、72歳になられた現在でも精力的に診療を続けておられ、個人的にもとても尊敬している先生です。
当日の御講演ではアトピー性皮膚炎を中心にお話しされましたが、開業されて以降むしろアトピー性皮膚炎には様々な多様性がある事を実感する様になってきたと述べられ、"アトピー性皮膚炎も十人十色"との表現をされていました。
従って、その多様性によって治療方針も異なる訳ですが、池澤先生が注目されるアトピー性皮膚炎のサブタイプとして、1)バリア障害型(皮脂欠乏型)、2)食物アレルギー(主に経皮感作により)合併型、3)金属アレルギー合併型(手足または全身の汗疱状湿疹を合併する場合が多い)、4)脂漏性皮膚炎合併型(汗アレルギー、マラセチアアレルギーを有する)、5)ざ瘡または酒さ様皮膚炎合併型、6)心身症合併型、7)ウイルス性イボ合併型(痒疹や苔癬化の病巣を伴う場合が多い)、8)花粉経皮感作合併型、などのタイプを挙げておられました。
アトピー性皮膚炎の治療は症例によっては困難を極める場合も少なくありませんが、池澤先生の様な着目点を取り入れて、ステロイド剤ないし保湿剤の外用と抗ヒスタミン薬の内服といった通常の治療法にプラスアルファの治療を加える事によって、もし治療効果が高まれば素晴らしいなと考えさせられる夜になりました。
3月8日(木曜日)の夜は神戸市立医療センター中央市民病院皮膚科部長である長野 徹先生主催の地域合同カンファレンスに出席し、横浜の あい皮フ科アレルギー科クリニック院長である池澤善郎先生による「皮膚アレルギーについて〜その診断と治療について〜」との御講演を拝聴してきました。
池澤先生は元横浜市大皮膚科の教授で現役の頃は日本の皮膚アレルギー学の第一人者でしたが、教授を定年退職された後にクリニックを開業され、72歳になられた現在でも精力的に診療を続けておられ、個人的にもとても尊敬している先生です。
当日の御講演ではアトピー性皮膚炎を中心にお話しされましたが、開業されて以降むしろアトピー性皮膚炎には様々な多様性がある事を実感する様になってきたと述べられ、"アトピー性皮膚炎も十人十色"との表現をされていました。
従って、その多様性によって治療方針も異なる訳ですが、池澤先生が注目されるアトピー性皮膚炎のサブタイプとして、1)バリア障害型(皮脂欠乏型)、2)食物アレルギー(主に経皮感作により)合併型、3)金属アレルギー合併型(手足または全身の汗疱状湿疹を合併する場合が多い)、4)脂漏性皮膚炎合併型(汗アレルギー、マラセチアアレルギーを有する)、5)ざ瘡または酒さ様皮膚炎合併型、6)心身症合併型、7)ウイルス性イボ合併型(痒疹や苔癬化の病巣を伴う場合が多い)、8)花粉経皮感作合併型、などのタイプを挙げておられました。
アトピー性皮膚炎の治療は症例によっては困難を極める場合も少なくありませんが、池澤先生の様な着目点を取り入れて、ステロイド剤ないし保湿剤の外用と抗ヒスタミン薬の内服といった通常の治療法にプラスアルファの治療を加える事によって、もし治療効果が高まれば素晴らしいなと考えさせられる夜になりました。