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2013年2月

2013年2月15日(金)

スギ花粉アレルギーに対する舌下免疫療法

2013年2月15日(金)

昨夜は神戸で開催された「神戸アレルギーファーラム2013」に出席し、日本医科大学耳鼻科の大久保公裕教授による花粉症診療の講演を拝聴しました。

とりわけ、私の興味を惹いたのは、スギ花粉アレルギーに対する舌下免疫療法の話でした。
これまでにも、近い将来にこのような治療が可能になるという話は本ブログでも御紹介しましたが、私自身この治療に関する具体的な話を聴いたのは今回が初めての事でした。

方法は、パン屑などを舌下に入れ、そこに抗原エキスを滴舌し、その後約2分間保持してから吐き出すのだそうです。
鼻閉に対して特に効果があり、花粉症患者では作ることの出来ないIL-10産生性Tリンパ球が上昇してくるとの検査データも実証されているそうですが、ただ効果発現までには最低2年以上の継続が必要との事でした。

また、口腔底腫脹が起こりやすいとの副作用もあるそうですが、少なくとも来年中には製造承認が下りるとの事でした。

まだまだ問題点が存在しているかも知れませんが、このお話しは、スギ花粉アレルギーで悩んでいる方々にとっては朗報である事は間違いないでしょう。
   

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