2010年11月7日(日曜日)
11月4日の夜、神戸で開催された島根大学皮膚科の森田教授の御講演を聴きに行ってきました。
森田教授は、皮膚アレルギーの研究や臨床に関する第一人者とも呼べる先生なのですが、最近は特に“茶のしずく石鹸を使用しているうちにアレルギー反応をきたして顔が腫れる症例が増加している”という事の危険性について強調しておられます。
この件に関しては、少し前に各新聞でも報じられましたし、日本アレルギー学会のホームページ(http://www.jsaweb.jp/ )内にも詳しく記載されています。
何故、茶のしずく石鹸を使用しているうちにアレルギー反応を生じる恐れがあるかと言うと、この石鹸に加水分解小麦が含まれているという点が問題なのです。
すなわち、使用者の一部では使い続けているうちに小麦アレルギーを獲得して、石鹸の使用部位に皮疹を生じるのみならず、小麦を食べた後にアナフィラキシー症状をきたす危険性さえも起こりうる訳なのです。
茶のしずく石鹸は大ヒット商品で現在随分使用されているとの事ですが、使用しておられる方はアレルギー反応をきたさないか充分気をつけて頂きたいと思います。