2014年1月19日(日曜日)
スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬に関する記事が、昨日の朝日新聞に早くも掲載されていました。
シダトレンという名前の薬剤で、今年の4月〜5月に鳥居薬品から発売予定ですが、こんなに早くに新聞記事になるという事は期待感の強さの表れかも知れませんね。
薬剤を舌の裏側に垂らして、2分間くらい待ってから飲み込むという使用法で、2〜3年間毎日続けると脱感作状態に達する見込みとの事です。
従来の、注射による減感作治療法と比べて、自宅で行えるという事が最大の利点ですが、反面使用中にアナフィラキシーショックなどの副作用が生じるリスクもありますので、十分の注意が必要です。
アナフィラキシー発症時の自己注射薬であるエピペンなどと同様に、医者も講習を受けて登録医の資格を取らないと処方できないとのシステムになるようですが、安全に使用できて、多くの患者さん方が忌まわしいスギ花粉症と縁を切れる事を切に期待したいと思います。